IT系釣り人間

関西近郊での釣果や釣り情報を発信します

【自作】タイラバヘッドを作ってみよう

少し前になりますが、鉛無垢のタイラバヘッドを購入して塗装してみました。

タイラバヘッド高いですよね?
80gだと1個600円くらいします。

鉛無垢のタイラバヘッドだと9個入で1200円ほどで買えました。1個あたり約130円です! ※写真は25号ですが実際に買ったのは30号(約110g)です。

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真鯛シンカー徳用

これは、穴のところにパイプが通ってないのでパイプも買いました。 穴が真円ではなかったので、3mmで開け直す前提で3mmにしています。

今回行った全行程は以下になります。
やる前はもっと工程が少ない予定だったのですが、気づけばこんなに手がかかってました・・・

  1. バリ取り
  2. 穴開け
  3. 表面磨き
  4. メタルプライマー塗装
  5. 黒下地塗装
  6. シルバー下地塗装
  7. カラー塗装
  8. 水性ウレタンどぶ漬け x 5回
  9. ウレタンどぶ漬け x 3回
  10. パイプ通し

バリ取り & 穴あけ

買ったままだとこんなにバリが付いてます。流石にこのままでは使えないのでこれをヤスリで削り取ります。
ヤスリは100均で問題ありません。鉛は柔らかいので簡単に取れます。

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バリ取り前

バリを削り取った後は、3mmのパイプを通すために3mmのドリルで穴を整形します。ドリルを高速回転させると鉛が溶けそうになるのでゆっくりと数センチ進んだら戻って、削りカスを取るようにするとうまくいきます。
ここで1個失敗してしまったので出来上がりは8個になります・・・

こんな感じでキレイになりました。

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バリ取り後

表面磨き & メタルプライマー

塗装の乗りを良くするために少し表面を粗めの紙やすりでヤスリます。この様な感じで全体をまんべんなく軽くヤスリます。

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表面磨き

次は、鉛にそのまま塗装をすると塗装が剥げやすいので塗装の食いつきを良くするためのメタルプライマーを塗装します。
今回利用したメタルプライマーはこれです。後工程で黒で塗るので塗り漏れが分かりやすいようにホワイトにしました。

缶スプレーなのでサクッとムラが出ないように吹き付けます。
100均で買ったアルミワイヤーを曲げて作ったハンガー?にかけて乾かします。

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メタルプライマー

黒下地塗装 & シルバー下地塗装

シルバーの発色を良くするために、黒の下地を作ります。
プラモをちょっとかじってたのでエアブラシを持ってたりします。と言っても超エントリーモデルです。購入価格は8000円くらいだったと思います。

エアーブラシ ワークセットMETEO (メテオ)

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黒下地塗装1
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黒下地塗装2
巨峰みたいな仕上がりです。

乾いたのを確認してからシルバーを塗ります。希釈が足りなかったのか粒子感が出てますが気にしない。

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シルバー塗装

カラー塗装

次はカラー塗装です。今回は以下の3色を利用しました。

  • 蛍光グリーン
  • 蛍光レッド
  • 蛍光オレンジ

蛍光オレンジは撮り忘れました・・・
蛍光レッドは朱色のような感じの発色です。グリーンは良い感じに下のシルバーが透けて見えてるかと思います。

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蛍光グリーン
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蛍光レッド

水性ウレタンどぶ漬け & ウレタンどぶ漬け

ここからは塗装を守るためにコーティングを行います。
ラッカー塗料の上にウレタンを重ねると侵食してしまうようなので水性のウレタンで塗膜を作ってカバーする作戦で行きます。
※以前、メタルジグのウレタンどぶ漬け時になんちゃってイワシカラーにしようと思って、黒点を油性マジックで書いてからどぶ漬けをしたら見事に色が流れて痛い目を見ました・・・

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ビッグバッカー 鰤カスタム

今回利用した水性ウレタンコートはこれ。アクセルの水性ウレタンコート。見た目は白っぽいですが、乾くと透明になります。この商品を選んだ理由は、ホロシールもウレタンに弱いようで、それを防ぐための商品として売られていたので買ってみました。スティックのりで塗装面をコーティングするという方法もあるようです。

で、とりあえず1回の水性ウレタンコーティングでウレタンドブ漬けした結果がこちら!
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オレンジコーティングひび割れ

はい。見事に侵されました・・・
これはこれで面白い感じに模様が入ったと思っておきます。

水性ウレタンコーティングの塗膜が薄かったのが原因と思い、今度は5回のコーティングで挑戦。

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グリーンコーティング

今度は良い感じに見えます!
ですが、液が溜まる底面は長時間ウレタンに晒されたためか、ひび割れが見られました。これくらいであれば許容範囲内でしょう。
今回は、水性ウレタンコートを5回、ウレタンコートを3回の計8回コーティングしましたが、回数はお好みで調整して下さい。

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底面にひび割れ

コーティング写真を見て気づいた方もおられるかもしれませんが、側面の平たいところにラメシールを貼ってアピール度を上げておきました。ホロシールはコーティング前に貼って下さい。これは、8mmの穴あけポンチで切り取ったものになります。ポンチは100均でも売ってるようですね。今回はたまたま嫁が持ってたので使わせてもらいました。

仕上げ

ウレタンが乾いたのを確認してから作業再開です。
穴の中にウレタンが流れ込んで穴の径が小さくなっていたので、ドリルで余分なウレタンを削りました。パイプは半分に切って使いましたが、ちょうど良い長さでした。

出来上がったのがコチラ!

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集合写真

左下の2個は、遊びでグラデーションカラーとブラック1色を作ってみました。グラデーションカラーは単純にシルバー塗り忘れてただけです・・・
良い感じにツルツルテカテカです。

蛍光カラーはUVライトを当てるとこんな感じに変わります。もう釣れる気しかしません!

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ブラックライトなし
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ブラックライトあり

以上で完成となります。ここまで長々とありがとうございました。
正直ここまで拘る気は無かったのですが、何だかんだと手数がかかっちゃいました。
ウレタンコーティングは難しいですね。早く完成させたい気持ちが先走ってしまって、完全に乾いてない状態で作業を再開してしまったかもしれません。今度作るときは時間を開けてしっかり乾燥させてみたいと思います。

あとは実釣で成果が出せると良いのですが・・・

今回利用したカラーは、全てガイアカラーです。手持ちの塗料を利用したのでルアーの塗装に向いてるかどうかは分かりません。同じ様にしてみようと思う方は自己責任でよろしくお願いします。
あと、部屋の中で塗装する場合は換気をお忘れなく!

ガイアノーツ Exシリーズ Ex-07 Ex-シルバー 50ml 模型用塗料 30017

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