19セルテートが良かったので、手持ちのオフショアリールを整理して21セルテートSWを購入しました。
早速恒例のベアリングチューンを施します。
まず、部品表でベアリングに変えられそうなところを探します。
19セルテートのベアリングチューンはこちらから
前提として、この21セルテートSWは20ソルティガとボディの金型が同じなのです。
ということは、20ソルティガの部品が流用できるはず!
部品表で比較
部品表を見て照らし合わせていきます。
21セルテートのベアリング数は8個で、20ソルティガのベアリング数は12個あり、まずはこの差が何かを調べたいと思います。
今回購入した番手は8000Pなので、同じ8000Pの部品表で比較します。
21セルテートSW 8000P 部品表
SPORT LIFE PLANETS21セルテート SW 8000-P: :スポーツライフプラネッツ-釣用品のパーツ販売・修理20ソルティガ 8000P 部品表
SPORT LIFE PLANETS20ソルティガ 8000-P: スピニングリール:スポーツライフプラネッツ-釣用品のパーツ販売・修理
セルテートのスプールにはベアリングがありませんが、ソルティガのスプールには2個。
- スプールボールベアリング(A)
- スプールボールベアリング(B)
セルテートのローラーには1個ですが、ソルティガには2個。
ここまでで3個ですが、残り1個はハンドルノブです。
セルテートの部品表を見ると、「ハンドルノブカラー」があります。
この4個で交換できるのはスプールボールベアリング(A)とハンドルノブカラーです。
スプールボールベアリング(B)は、構造的に異なるので入れ替えられません。
また、ローラーボールベアリングは、構造が異なるのとマグシールドタイプなので購入できません。
※部品を全て購入できるわけではないようです
今のところノブは交換する予定がないのでハンドルノブのベアリング交換は見送ります。
スプールボールベアリングを発注
今回は、スプールボールベアリング(A)を交換します。
(A)の方は、スプールボールベアリング(A)カラーというパーツにハマっています。
セルテート側は、スプールカラー(A)とスプールカラー (B)という表記なっています。
よく見るとスプールカラー(B) と スプールボールベアリング(A)カラーの品番がどちらも「110B23」となっているので、それぞれで呼び方は異なるけどモノとしては同じと考えて良さそうです。
ということで、品番「10E413」のスプールボールベアリング(A)を釣具屋さんで取り寄せ注文しました。
※このベアリングは内径18mm 外径24mm 厚さ 3.8mm という特殊なサイズなので、汎用ベアリングでは代用できません
1週間ほどで届きました。
さっそく取り替えていきます。
交換手順
スプールカラーリングをピンセットで外します。このときにリングを無くさないように気をつけて下さい。
中のスプールカラーの取り出し方ですが、メインシャフトにスプールを入れたままで少し抜いた状態で30度ほど回転させます。
すると、メインシャフトの形状と穴のズレるので、下部写真赤丸印部分の角を使ってカラー部分のみ押し上げることができます。カラーの厚みだけ抜いた状態にするのがポイントですね。ドラグワッシャーごと全部抜いてもいいのですが、入れる時が大変です。
あとは、銀色のスプールカラー(B)から金色のスプールカラー(A)を抜いて、購入したベアリングと交換するだけです。
ここで装着するベアリングと取り外したスプールカラー(A)を比較してみます。
ここで気になるのはベアリングの向き。 今回のベアリングはオープンタイプなので向きがあります。この向きですが、基本的にはオープン面を見える方に向けるようです。これはメンテナンス性を考慮してとのことです。確かにオープン面が見えていれば注油しやすいですね。
ということで、オープン面が上になるようにスプールカラー(B)に装着します。当たり前ですがぴったりハマります!
これを元通りにスプールに組み込んでいきます。
※写真撮るのを忘れました・・・
これもピッタリ。しっかりとオープン面が見えているので、メンテナンスもやり易いですね! これで、大物をかけたときにギュンギュンとラインが出されても安心です!?
早く、ドラグ音を鳴らすような大物をかけたい・・・
他の番手
21セルテートSWは、8000 〜 18000まであります。
8000〜14000は部品表が公開されているので、全て同じサイズのボールベアリングで対応できることが確認できます。
18000の部品表はまだ公開されていない(2021年4月時点)ようですが、同型番のソルティガの部品表を見る限りスプールボールベアリング(A)カラーの型番が「110B23」なので同じベアリングで対応できると思います。
※カスタマイズは自己責任でお願いします。また、部品交換を行っているとオーバーホールに出す場合に断られるケースもあるようなので、その際は元の状態に戻す必要があります。くれぐれも元のパーツを捨てたりしないようにして下さい。